今回はドルフィンアイの機能の内、「カテゴリ分類から探す」という機能から、
ビール市場全体とビール大手三社の製品を比較していこうと思います。
カテゴリ分類から探すことで大分類・中分類・小分類・カテゴリと段階的に分析を進めることができ、
簡単に市場全体や競合との比較ができるようになります。
ビール市場全体
まずはビール市場全体の動きを見ていきます。
下のグラフを見ていくと、ビール市場は特に12月と8月に売上の山がきていることが分かります。
12月はお歳暮や忘年会・新年会などで需要が伸び、8月はお中元や夏の暑さのために需要が伸びていることが予想されます。
また、ビール市場の販売シェアランキングを見てみると
以下のようになっており、アサヒビール、キリンビール、サッポロビールが大手三社となることが分かります。
そこで、今回はビール市場全体とアサヒビール、キリンビール、サッポロビールの各製品の比較を行おうと思います。
各社それぞれ350ml缶×6×4の製品について比較を行っていきます。
アサヒビール
最初にアサヒビールの「アサヒスーパードライ」について見ていきます。
スーパードライは市場の傾向と同じく、12月と8月にしっかりと売上を上げているのが見てとれます。
また、今年の5月の売上が大きく上がっているのは、2017年6月1日から酒税法改正によりビールの値段が上がることを受けての、駆込み需要であると思われます。
キリンビール
次にキリンビールの「キリン一番搾り」について見ていきます。
こちらも昨年よりも売上が落ちているものの、市場動向のとおり12月と8月に売上の山が来ていることが見てとれます。
サッポロビール
最後にサッポロビールについて見ていきます。
まずはサッポロビールの主力商品の「黒ラベル」について見ていきます。
黒ラベルは傾向通り12月と8月に売上を上げていることが分かります。
次にサッポロビールの別のブランド「エビスビール」について見ていきます。
エビスビールは12月にはしっかりと売上を上げているのですが、
夏場の8月にはあまり売上を上げることができていないことが見てとれます。
市場全体の傾向や競合他社の傾向と比較しても、冬ピークと夏ピークに大きく差があり、
8月に売上を上げる機会を逃していることが分かります。
まとめ
このように、「比較」をすることがデータ分析の基本です。
また、市場全体の傾向や競合他社と比較をすることで自社の強み、弱みなども見えてきます。
この「比較」することを、簡単なクリック操作だけで誰でも簡単に行えることが
ドルフィンアイの大きな特長となっています。
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