よいエンジニアとはなんでしょうか。すぐれたコードを書くことでしょうか? たくさんの技術知識をもっていることでしょうか。もちろん技術はエンジニアの核です。しかし、サイバーウェーブはそれだけでは満足しません。「顧客に寄り添えるエンジニア」を目指します。
こんにちは。エンジニアチームの野口です。2021年10月8日(金)、弊社営業部の田中 翔太良さんを講師に、社内勉強会が開催されました。テーマは「マーケティング」です。ZOOMによるオンライン形式で開催されました。
プロのエンジニアは「マーケティング」にも通ずる
「マーケティング」という用語の定義は、狭義のものから広義のものまであります。どの定義にも共通するのは「お客様を理解する技術である」ということです。社会において、お客様のない仕事は存在しません。エンジニアであっても、ただシステムを開発するのではなく、「お客様はこのシステムで何を成し遂げたら成功なのか」を考えて、お客様に寄り添った開発ができることが、サイバーウェーブの価値観である「誠実」や「プロフェッショナル」につながるのだと考えます。
また、インターン生にとっては、将来にどんな仕事についても、マーケティングの知識は助けになります。
「データの活用こそがマーケティングそのものである」
講師の田中 翔太良さんは大手企業やスタートアップをわたって、長くマーケティングを専門に仕事をしてきた専門家です。いまはサイバーウェーブの営業部に参画しています。「マーケティング」がどのようなものであるか、事例を交えながら解説をしていただきました。
当日のアジェンダは以下の通りでした。
- マーケティングのWhy
- マーケティングの遍歴
- ICT領域の成長率
- 田中翔のマーケティング定義
- マーケティングのHow
- デジタルマーケティングで陥りがちな罠
- 設計における考え方。各施策の優先順位
- マーケティングのWhat
- 事例紹介
田中さんがとくに強調していたポイントは「今の時代のマーケティングとは、データを集め、そのデータを活かすことである」ということでした。古今さまざまな定義がありますが、技術の進歩により顧客の行動をこまかく追いかけてビジネスを設計できるようになった現在において、「データの活用こそがマーケティングそのものである」という田中さんの哲学はじつに実感をともなうものだと感じました。
田中さん自身、これまでの経歴のなかで、マーケティング分析のために、自分でSQL文を打ってデータを取り出し解析する、という技術を身につけてきた、ということで、今やマーケッターでもSQL文くらい打てないと、というコメントが印象的でした。
また、数字を理解したり、ビジネスの成果を伸ばすための施策を考えるにも、顧客への深い理解がカギになる、というお話がありました。データの活用の裏には、人肌の実感ある洞察が必要だ、という視点に膝を打ちました。
「私の書くコードはお客様の成功につながっているのだろうか」を問う
私はエンジニアです。ふだん「マーケティング」について、まじまじと考えるような機会はありませんでした。今回の勉強会を通して、マーケティングを学ぶ意味を、自分なりに考えました。
エンジニアは技術のことだけ、あるいは開発するシステムのことだけに目線がいきがちです。しかし、ただつくるだけにとどまらず、お客様のビジネスの視点からも自分の仕事を眺めてみる。たとえば、いまつくっている仕様は、技術的には正しいけれど、お客様のビジネスに貢献するという視点から本当に正しいのだろうか? 設計をどのように実装に落とし込むかばかり考えていたけれど、そもそもお客様にとって、この機能は実装すべきなのだろうか? 私の書くコードは、お客様の成功につながっているのだろうか。
エンジニアも、ビジネスの視点ももつことで設計の判断材料が増え、よりよい設計ができます。設計を決めるとき、物ごとをより多面的に見ることができるほど、よりよい設計ができると考えます。
参加者の声
勉強会のあと、参加者からは次のような感想がありました。
- マーケターでもSQLを叩けると、エンジニアとのコミュニケーションコスト削減や、エンジニア工数の見積もり、お客さんへの提案などで役に立つというのは、自分には新しい発想でした。
- マーケティングというと、SNSの広告やインフルエンサーに促進させたりと具体的な手法を思い浮かべていたのですが、もっと奥が深いものだと知りました。興味深かったです。
- マーケティングというとキラキラしているイメージもあったのですが、泥臭く、長距離マラソンだということを、現場にいる田中さんの生の声から伝わってきました。
- 自分自身が短期的な方法論に飛びがちでしたが、長期的な自己価値を高めようと思いました。
- 「使うハサミはとっとと決めて、どう切るかが大切」という表現にしびれました。
- マーケティングに関してはまったく知識がなかったので、基礎的な部分から説明していただけて勉強になりました。
- 「自社の製品・サービスを販売する」という観点からの具体的なマーケティングの手法を学ぶことができました。
- マーケティングという、エンジニアメンバーがふだん触れないことを共有できたのが良かったです。
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