ブログ

サブスクリプションビジネスを始めるなら管理システムを利用するのが近道

サブスクリプションビジネスを始めるためには、通常のECサイトとは異なる顧客管理や売上管理が必要です。どのような機能が必要で、どうすれば実現できるのでしょうか。確実なのは、サブスクリプションの管理システムを利用する方法です。比較的容易にサブスクリプションビジネスに必要な機能を実現し、迅速にサービスを開始できます。理想的なサブスクリプションの管理システムとはどのようなものかについて紹介します。

サブスクリプションビジネスを始めるためには

サブスクリプションビジネスとは、毎月または毎年一定額の料金を支払えば、商品やサービスを自由に利用できるビジネスモデルです。

サブスクリプションビジネスでは、顧客の利用状況を分析してニーズに合わせたサービスを提供することで、継続的な利用を期待します。月額料金は比較的安価なので、継続利用が利益確保のポイントになるからです。

サブスクリプションビジネスの導入条件

自社の商品やサービスでサブスクリプションビジネスの導入を検討する場合、導入に踏みきる条件はふたつあります。

  • 持続的に利用される商品やサービスであること
  • ある程度の頻度で需要があること

この条件を満たす商品やサービスであれば、定期的に料金を払って利用する顧客を獲得することができます。

サブスクリプションを導入するには

自社の商品やサービスでサブスクリプションビジネスを実現するには、次の3種類の方法があります。

  • 自社開発
    必要な機能を自社で設計・実装する方法です。メンテナンスも行う必要があるため、スキルのある人材が必要になります。サービス開始までにはある程度の時間が必要です。
  • サブスクリプション支援システムの利用
    サブスクリプション支援システムは、サブスクリプションビジネスを実現するためのツールで、インターネット上で提供されています。開発にかかる時間やコストを抑えて、迅速にサービスを開始できます。ツールを利用するサービスも増えてさまざまな機能が追加されているので、必要な機能を組み合わせることで、自社の商品やサービスに合ったシステムにすることが可能です。
  • プラットフォームの利用
    プラットフォームは、商品やサービス、コンテンツの配信と、顧客管理や決済などサブスクリプションに必要な機能を一括して提供するサービスです。容易にサブスクリプションビジネスを実現できますが、同じプラットフォームを使っているとインターフェイスが似てくるというデメリットがあります。

サブスクリプションビジネスに必要な機能は何か

サブスクリプションビジネスには、共通して必要な機能があります。

顧客情報の一元管理

次のような顧客情報を一元的に管理する機能です。

  • 契約更新、契約の変更(アップグレードやダウングレード、プラン)・休止など、契約情報の管理
  • 顧客の利用状況(どのコンテンツを利用したか)の分析と管理

場合によっては、既存のCRMシステムやERPシステムとの連携も必要になります。また、顧客の利用状況を分析し、マーケティングに生かす機能を持つシステムもあります。

請求のデジタル化

請求・決済をデジタル化し、自動化する機能です。

  • 請求書をデジタル化し、継続的に顧客に請求を行う
  • 無料お試し期間から入会への移行を管理する
  • 入会・退会のタイミングによっては日割り計算を行う

サブスクリプションビジネスでは定期的に料金を請求し、ほとんどが電子決済で処理されます。サブスクリプション管理システムには、請求から決済を自動的に行う機能がなければいけません。

決済手段の連携・管理

サブスクリプションビジネスでは、電子決済だけでもクレジットカード、キャリア決済、QRコード決済など、さまざまな決済手段があります。これらの多様な決済手段に対応し、決済情報を管理する機能が必要です。

  • さまざまな電子決済、口座振替、コンビニ決済など、複数の決済手段に対応する
  • 顧客ごとの決済方法や口座情報、支払日、決済状況を管理する

電子決済は次々に新しいサービスが提供されるため常にすべてを網羅するのは困難ですが、可能な限り多くの決済方法に対応することが求められます。

サブスクリプションビジネスを始めるなら管理システムを導入しよう

サブスクリプションビジネスには、通常の販売業務に加えて、特有の業務が発生します。定期的な商品やサービスの提供、決済情報の管理、契約プランの管理、顧客の利用状況の分析からニーズの分析、オプションの利用状況の管理などです。それらは毎月定期的に発生するだけでなく細かく変動することもあり、非常に煩雑です。

サブスクリプションビジネスに関するこれらの業務を、手作業でミスなく効率的に管理することは難しいため、管理システムの導入をおすすめします。

管理システムを導入するメリット

サブスクリプション用の管理システムを導入すると、次のようなメリットがあります。

  • サブスクリプションに特化した管理機能が標準搭載されているので、開発に手間をかけず、迅速にサービスを開始できる
  • サブスクリプションビジネス特有の管理業務を効率化できる
  • サブスクリプションビジネスに特化した顧客分析が可能で、より多くの売上につなげることができる

管理システムの選び方

サブスクリプションビジネスの管理システムを選ぶときには、次の3点がポイントになります。

  • 自社に必要な機能は何かを吟味し、その機能を備えたものを選ぶ
    サブスクリプションビジネスの管理システムには、それぞれ特徴があります。すべての機能を提供するもの、決済や顧客管理など一部の機能に強いものなどです。自社にはどのような機能が必要なのかを考えて選びましょう。
  • 自社で利用している既存のシステムとの相性が良いものを選ぶ
    これまで利用してきたCRMやERPとの連携を行う場合は、それらのシステムとの相性が良いことも重要なポイントです。
  • 継続課金や決済関連の機能が豊富なものを選ぶ
    サブスクリプションビジネスでは、多様な決済サービスや、複雑な料金計算への対応が必要です。そのため、決済関連の機能が豊富なものが理想的です。

代表的なサブスクリプションビジネスの管理システム

それでは、どのようなサブスクリプション管理システムがあるのでしょうか。代表的な管理システムを3つ紹介します。

  • Subsphere(サブスフィア)
    NTTコミュニケーションズが提供するサブスクリプション管理システム。顧客管理、契約管理、決済情報の管理など必要な機能をひととおり備えている、国内向け限定のサービスです。
  • サブスクストア
    名前はサブスクリプション専用のようですが、実際はECサイト全体を管理できるツールで、ECサイト管理ツールとして多くの実績があります。売りきりの受注管理のほかに、定期通販や頒布会、サブスクリプションの管理も可能です。
  • ソアスク
    クラウドベースのサブスクリプションビジネス管理システムで、場所や時間を問わずに操作できます。ほかのシステムやツールとの連携も可能です。

おすすめの管理システムはサイバーウェーブの「VALUE KIT」

サイバーウェーブのVALUE KITは、多くのビジネスで利用する機能を「部品」として作成しておき、システムを開発するときに必要な部品を組み合わせてシステムを実現します。

自社のCRMやSFAとの連携や決済関連の機能など、サブスクリプションに対応した部品も提供されており、オリジナルな開発を行う部分が少ないことが大きな特徴です。既存の部品を利用することで、迅速にかつ低コストで、サブスクリプションビジネスを開始できます。また、すでにさまざまなシステムで実装されている部品を利用し、新しく開発する部分を少なくすることで、全体のクオリティを維持することができます。

サブスクリプションビジネスを始めるには管理システムを導入しよう

サブスクリプションビジネスを始めるなら、決済や顧客管理、顧客分析に独自の機能が必要です。効率を考えると、サブスクリプションビジネスの管理システムを利用するのが賢明です。できるだけ自社に合ったシステムにしたい、これまでのシステムとの連携も重視したいなど、自社に必要な要素を明確にし、それらの実現が可能なものを選択しましょう。

プロダクト

お問合せ

おすすめ記事