サイバーウェーブ開発部の藤本です。
サイバーウェーブでは画面設計ツールとしてFigmaを採用しています。Figmaで作成したデザインのコーディング作業は、VSCodeで行っています。
この拡張機能がリリースされるまでは、コーディングの為にVSCode、デザイン確認の為にFigma、更にレイアウト確認の為にブラウザも立ち上げる必要がありました。
そのため、3画面を切り替える時間が発生して不便に感じることがありました。
この度、Figma製造元からVSCodeの拡張機能としてFigma for VS Codeがリリースされました。個人的に欲しかった拡張機能になるので、インストールの方法や利用する時の注意点、拡張機能でできることについて紹介させていただきます。
◆利用方法
他の拡張機能と同様にこちらからインストールできます。なお、利用するにはFigmaを開発モードにする必要があります。開発モードは、現在はベータ版として無料で公開されていますが、2024年からは有料プランに含まれるそうです。
参照：https://www.figma.com/ja/pricing/
◆できること
1．VS Codeのみでワイヤーフレームを実装できる
Figma for VS Codeをインストールすることで、VSCodeからFigmaのワイヤフレームを参照できるようになります。そのため、以前はFigmaを見ながらVSCode上で実装していた作業がVSCodeだけで完結するようになりました。
2．レイアウトをコードとして表示できる
画像は赤枠で囲ったボタンをWebアプリ前提でCSSで確認していますが、iOSやAndroidアプリの開発向けにプログラミング言語への切り替えもできます。
iOS向けにSwiftUIに切り替えると次のようになります。
3．VSCodeからFigmaのワイヤーフレームにコメントができる
VSCodeからFigmaにコメントすることが可能です。
VSCodeで投稿したコメントはもちろんFigmaで確認ができます。
また、他の人からのメンションもNOTIFICATIONSに一覧で表示されます。選択することでFigmaの該当箇所を表示することが可能です。
◆今後期待すること
この拡張機能は、開発者がFigmaでワイヤーフレームを更新しないで使うことが前提になっているため、開発者モードにするとワイヤーフレームの更新ができないようになっています。
誤字など軽微な修正であればVSCodeからできると便利なので、編集可能モードなどとの切り替えが可能になれば良いなと思います。
まだベータ版なので、本リリースに期待したいですね。
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